水辺の生きもの観察会(愛媛県西条市)

会場となった加茂川の河川敷と中州。遠くに加茂川の源流、石鎚山系の山陰。
 7月25日、「水と親しむ青空教室-西条市加茂川で、水辺の生きものを観察しよう」が開催された。
 
 じりじりと太陽が照りつける暑い日だったが、小学生と保護者13人が参加して、朝10時から、石鎚山を源流とする加茂川の浅瀬と中州に入って生きもの探しに挑戦した。NPO西条自然学校の野口大輔さんの指導で、冷たい川水に足を浸し、川底の石をひっくり返し、小さな網を差し入れ、逃げ回る魚を追いかけて、肉眼では見分けがつかないような小さな生きものまでつかまえた。
 
 この日の成果は、ヨシノボリ、カジカ、ザザムシ、ヒラタカゲロウ、コオニヤンマの幼虫、カジカガエルのオタマジャクシ・・・・・、加茂川の水がきれいなことの指標になる生きものもいろいろみつかった。
 
 会場の加茂川トリム公園あたりは、秋の「いもたき」や、「西条祭り」のクライマックス、だんじりの川入りもおこなわれ、市民にとってはかけがえのない川遊びの舞台でもある。人口10万人都市の川でありながらも、その自然環境の豊かさを改めて実感させられた。
 
 最後は、西条自然学校の山本貴仁さんのインストラクションで、加茂川のように澄んでいて川底までが見えるような川では、その深さが見た目より深いことを教わった。浅く見えても、あなどってはいけない川の姿を学ぶ機会ともなった。
 
 西条市環境政策課が担当したこの観察会は、国土交通省と環境省が毎年おこなっている「全国水生生物調査」に参加していて、観察された生物の記録は、令和7年度(2025年度)の調査結果に生かされる。