御荘湾の干潟(愛媛・愛南町)

2026年3月19日、愛媛県の西南端、高知県との県境の町、愛南町の御荘湾(みしょうわん)を訪れた。環境省の「生物多様性の観点から重要度の高い湿地(重要湿地)」にも「御荘湾の汽水域」としてリストアップされた湿地である。渡りをする水鳥が中継地、越冬地として利用する干潟があることでも知られている。
この日は新月の大潮で正午前後が最大干潮。西予市明浜町の自宅から国道56号線を南へおよそ1時間半。足摺宇和海国立公園の誇る複雑なリアス式海岸が一段と内陸に向かって食い込んだどん詰まりに、期待したとおりの砂質の干潟が干出していた。
越冬カモ類などの姿は見られなかったが、堤防から梯子をおろしている二人連れがいて、「貝を獲りに来た。エイが入って、昔ほどは獲れないけど」と干潟に降りていった。
栄養塩豊かな湾では、カキの養殖も盛ん。「愛南カキ」のブランドで人気を集めつつある。御荘湾の南の深浦漁港には、大量のカツオやマグロが水揚げされる有名な魚市場があり、敷地内にある「市場食堂」では新鮮な魚介の定食が味わえる。









